身体の使い方・・・意識していますか???☆

私自身、普段のパソコン作業や座っているときには常に姿勢を意識しています。しかし長時間作業に没頭していると、無意識のうちに姿勢が前のめりになったり、腰が丸まったりしてしまうこともあります。だからこそ、皆様にも「座っているときの姿勢」には特に意識を向けていただきたいと感じています。
そしてもう一つ、絶対に知っておいていただきたい「大切な瞬間」があります。 それが、「かがんだり、重い荷物を持ち上げたりするとき」です。

実際にお客様から「腰を痛めたきっかけ」をお伺いすると、その多くが、 ・荷物や重いものを持ち上げる作業をしていた ・かがんだ姿勢で作業を続けていた という場面に集中しています。では、なぜこれらの動作で腰を痛めてしまうのでしょうか? それを客観的に示しているデータがありますのでご紹介します。

【体勢による椎間板への内圧負担比較(立っている状態を「100」とした場合)】

  • 仰向けで寝ているとき:25(負担は4分の1に軽減)

  • 良い姿勢で座っているとき:140(立っている時の1.4倍)

  • 座って背中を丸めているとき:185(約1.8倍)

  • 腰を丸めた姿勢で荷物を持ち上げるとき:275(約2.8倍!)

この数字を見ると一目瞭然です。 ただ座るだけでも立っているより大きな負担がかかるうえに、腰を丸めた状態で作業をしたり荷物を持ったりすると、椎間板には立っているときの実に約2.8倍もの強烈な圧力が集中してしまうのです。
この過度な負担の積み重ねや一瞬の衝撃が、ギックリ腰をはじめ、慢性腰痛・腰部椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症といったつらい症状の大きな原因となります。
ここで重要になるのが、背骨が本来持っている「綺麗なS字状の湾曲(生理的湾曲)」です。 背骨が正しいS字を保つことで、クッションである椎間板に圧力が均等に分散され、衝撃を逃がすことができます。

姿勢を整えるエクササイズはあお向けて寝ている状態で行いますので、負担が最小限少ない状態で行いながら背骨の湾曲も首の湾曲も整えていくことが出来るのです。

腰を守るために今日からできる工夫

  • 荷物を持ち上げるとき: 腰だけを曲げず、しっかり膝を曲げて腰を落とし、体に引き寄せてから足の力で立ち上がる。腰を丸めないように意識すること。

  • 座るとき: 骨盤を立てて座り、長時間のデスクワークでは定期的(1時間に1回程度)に立ち上がって姿勢をリセットする。

    日々の何気ない動作ひとつ、体の使い方ひとつを意識するだけで、椎間板への負担を大幅に減らし、腰痛を未然に防ぐことができます。大切なご自身の腰を守るために、ぜひ今日の動作から「腰を丸めない工夫」も取り入れてみてくださいね。